思うこと言わねば腹ふくる…。

どうせ生きるなら、言いたいこと言って、やりたいことやってみる。そんな日々を綴ったブログです。

人に出会い、自然に出会い、その目の前にある、見て、聞いて、感じた『生の体験』が自分の中にある大切なものを大きくする。〜高野山の巻〜

4月に大学を休学して、日本全国を回りながら様々な『生の経験』を積もう!と始めて早くも3ヶ月が経とうとしてます。いまは広島県因島から東京に帰るためにヒッチハイクをしていたところ、途中で拾っていただいたNさんというスーパー優しい方のお陰で在来線を使って東京まで帰ることができるようになったので、東海道線の中でこの記事更新しています。

ここまでの旅のキセキ(軌跡と奇跡ということをGReeeeN風に。笑)

ここまでの休学した1年間の流れをちょっと振り返ってみると、

高野山宿坊で働く(リゾートバイトのアプリを利用して4月〜5月末まで。ここで一緒に働いた川ちゃん、通称ヒッチハイクの名人にヒッチハイクの極意を伝授してもらう)→ヒッチハイクで大阪へ(大阪を3日間観光)→ヒッチハイクをして東京へ戻る(東京で10日間ほど休息を取る)→広島県尾道市因島で働く。(WWOOFを利用。3ヶ月の予定だったがホストの家族と合わなかったのと広島の大雨による土砂災害によって6月15〜23日という超短い期間で打ち切り)→ヒッチハイクして東京を目指す→ヒッチハイクの途中でスーパーやさしいNさんのご好意で岐阜に宿泊→New!!スーパーやさしいNさんが「電車で帰りな!」と西岐阜〜立川間の乗車券を買ってくれたので電車で東京へ向かう。

 

ここまで日本の中の2ヶ所を回ってきたわけなんだけど、朝起きて大学に行って、眠たい講義を聞いて、同級生とバカみたいな話をしたりサッカーして、地元帰ったらバイトして、家に帰ったら風呂入って寝るだけ。みたいなごく普通の大学生活を送っていた昨年よりは充実しているなぁと感じてる。でもそれを感じることができたのは、そんなごく普通の大学生活をしたからなんだろうなぁと最近は強く感じるようになった。そういった意味ではどんな経験も後から考えれば無駄じゃないんだなぁと思う。

それでもその一瞬一瞬は辛かったり、怒ったり、嬉しかったりいろんな感情がグチャグチャしてその時には受け取れなかったりするものなので、あえてこの記事でそんな瞬間を引っ張り出して新たな気づきなんかに触れられればいいなと思って何回かに分けて記事をまとめようと思います。(割と赤裸々に書こうかな。笑)

 

社会ってこんなにも辛いものなのかということを知った高野山。 

旅の1発目は『高野山』でした。しかし最初に乗ったケーブルカーには僕以外、全員外国人という異様な光景。期待が一瞬で不安に変わってしまいました。そんな不安の予感はまさに的中してしまいました。従業員はお坊さん2人。うち1人は5日前に入ったばかり。。。「とりあえず今日から仕事ね。」という指令によって何もわからない僕は5日前に入った1歳年下の寺生に仕事を教えてもらうことに。しかし忙しい。明らかに人数が足りておらず、みんながオーバーワーク気味に働いている。僕の最初の1週間の平均労働時間は14時間にも及ぶ勢いだった。僕はなんてとこに来てしまったのだとそこで悟った。笑

f:id:KojiBlog:20160424143531j:plain

人間関係、食事…etc 体は正直にここに居たくないと言ってくる。

しかしこのお寺が抱えている課題はそれだけではなかった。いくつもある中で僕に大ダメージだったのは人間関係だった。とにかく大の大人たちが意思疎通ができておらず、さらには嫌いな奴の愚痴を毎日お互いから聞かなければいけないというダブルパンチを喰らったのだった。

そんなストレスと毎日のように出る添加物たっぷりの冷凍食品のまかないによって僕の体はこれまでの人生で一番と言っていいほどだるさや重さを感じました。

あぁ体は本当に正直だなぁと思いました。僕は前よりは嫌なものにはNO!と言えるようになってきたけどまだまだ全てがそうなわけではなく、そうやって体が示しているシグナルを拾うことがこれからの課題だなぁと一人で納得していました。笑

人に出会うことで自分の世界は広がる。

しかしそんな嫌なことではなく、『来年世界一周したい!』と外国人のお客さんに英語で話すと是非私たちの家に泊まりにおいで!とメールアドレスを渡されたりなど外国人の方を中心としたお客さんとのふれあいはとっても楽しかった。さらに英語漬けだったせいかちょっぴり脳の回路が英語脳に進化してきたかもしれない!(イェイ!!)
あと僕の中で大きかったのは一緒に働いた仲間の存在だろう。オーガニックに気を使っているスピリチュアル系の川ちゃんやオーガニックカフェのオーナーのタケシさんは僕に新たな視点をたくさん与えてくれたと思う。そんな人との出会いによって、僕の感情は爆発せずに冷静さを保ちながら新たな地へ旅立つことができたと思う。

https://www.instagram.com/p/BF5IU8rFcX2/

庭が綺麗やなぁ。

タケシさん名言集

『人を勝手に信用しないほうがいい。例えばお坊さんは皆素晴らしい人だ!なんて誰が決めたんだ?どうしても人は自分のフィルターを通して見てしまうものなんだ。でもそれは全部自分の思い込みなんだよ。』

『こうじ:旅にこれは必要だったな!とかってなんかありますか?

→タケシさん:何にもないよ!旅に出ると人生に必要なものは本当に何もないってわかったんだ。それが18,19の時にわかったのは大きかったなぁ。(18,19歳の時に自転車で日本1周をした経験より)』

月収30万円という甘い蜜に毒されたこうじの体

どうして嫌なのに2ヶ月も居続けたのか?それは月収30万円という僕からしたらあまりにも大きなお金が存在があった。僕にはちょっとした借金の返済や海外渡航するための資金が必要だった。なので余計にお金を稼ぐというものに自分を縛り付けていたんだと思う。『でも本当にお金だけがそんなに必要なのか?』自分の体がボロボロになるにつれてそんな疑問が僕の頭をよぎるようになる。それからだんだんと自分の中で整理がついてきて、ある日『今日クビと言われてもいい!思っていることはしっかりと伝えよう!』と決心した。そこからはお金ということよりも人や環境といったもののほうが働く中で自分の中では大事なんだな!と気づくことができた。2ヶ月で60万円という十分すぎるお金を手にした僕は高野山を後にすることに決めたのでした…。

 

 

今回の体験リスト

・お膳運び(平均7段をお部屋まで)

・日本式のお客様への作法(おもてなし感すごいめっちゃ丁寧)

・雑巾掛け(お寺の中の長い廊下をひたすら雑巾掛け)

・英会話(ビジネス英語を中心にレベルアップ!)

・チェックインとチェックアウト(宿泊業の実務)

・トレイルラン(熊への恐怖と鳥のさえずりという自然のデカさを感じる)

高野山の寺巡り(奥の院は本当に素晴らしい)

 

https://www.instagram.com/p/BFvMB7Ilcey/

これから初のトレイルラン!!熊が街に出てきていて危ないらしいけど、行ってきまーす!

次は『初めてのヒッチハイク大阪観光編』へ

 

まだまだ旅は続くぜッ!!